2018/10/10 00:38
知らない人は損してるなーと思うこと #39 【コア数スレッド数】
Intelが第9世代のCPUを発表しました。
北米時間2018年10月8日Intelはニューヨーク市で「Fall Desktop Launch Event」を開催し
開発コードネーム「Coffee Lake-S Refresh」として知られてきたデスクトップPC向け新CPUとなる
第9世代Coreプロセッサを発表した。発売日は北米時間2018年10月19日でラインナップは以下のとおりです。
Core i9 9900K:8C16T 定格3.6GHz 最大5.0GHz 共有L3キャッシュ容量16MB
Core i7 9700K:8C8T 定格3.6GHz 最大4.9GHz 共有L3キャッシュ容量12MB
Core i5 9600K:6C6T 定格3.7GHz 最大4.6GHz 共有L3キャッシュ容量12MB
目玉はi9 9900Kだと思いますが、i7もi5も速そうです。
ところで8C(コア)とか16T(スレッド)って何?と
思われている方もいらっしゃると思います。
簡単に言うと8C16Tというのは16個CPUがあるという感じです。
実際は8個なのですが、ハイパースレッディングという技術で
コア数を倍に増やしています。単純に仕事が倍こなせるということです。
8C8Tというのはハイパースレッディングは使わず
コア数だけで純粋に動いているということになります。
CPU名 コア スレッド ベンチマーク
Pentium 4 1C 1T 491
Pentium G3258 2C 2T 3921
Pentium G4600 2C 4T 5480
Core i3 4370 2C 4T 5583
Xeon E5-2609v4 8C 8T 7033
Core i5 6600K 4C 4T 8007
Core i7 7700K 4C 8T 12178
Ryzen 5 1600X 6C 12T 13436
Ryzen 7 1800X 8C 16T 15371
昔、自分が初めて買ったノートPCはSONY VAIO でMMX Pentium 200MhzというCPUでした。
メモリは64MB(64GBじゃないです!)、HDDは2GB(2TBじゃないです!)でした。
30万円近くした記憶があります。
そして初めて自作で購入したCPUはIntel Cerelon300AとAMD K6IIでした。
自作のPCはそれまで使用していたノートPCと比較して数十倍速かったです。
そこから考えると、最近のPCは
次から次へと革新的に新しい技術やハードが出てきます。
新しいCore i7やCore i9もきっと速いことだと思います。
では、コア数やスレッド数、CPUの数が増えると速くなるのか?
というと、それほど単純ではなく、速くなるのはソフトがマルチコアに対応している必要があります。
現状では2コアや4コアに対応しているソフトは多くありますが
6コア、8コア、12コア、16コア…それ以上は特別な一部のアプリやソフトが
対応しているくらいですかね。
CPU数が効いてくるのは、4KやフルHDなどの動画エンコード、RAW現像などの多数のパッチ処理
リアルタイムレンダリング、物理シミュレーションなど、3DゲームやVRゲーム、将棋の解析などソフトが対応していれば
コア数が多ければ多いほど速いです。
自分が現在使用しているPCは12コア24スレッドです。
趣味の将棋の棋譜解析や、RAW現像パッチ処理、たまに動画のエンコードなどで
使用しています。
ただし上記以外の作業はむしろ遅くなっていることもありそうです。
本当にソフトの対応が鍵なんですよね。
・コア数が多いのが良い方向に効くには対応ソフト
・そしてソフトが対応していない場合に有効なのは周波数の高さ
・現時点では4コアから6コアが最もコスパに優れている。
この三点を覚えておいて損はないと思います。
以上のことから自分は新しいi9、i7ではなく、Core i5 9600Kに最も注目をしています。
コスパならこれです。少しだけオーバークロックしてやれば全コア5Ghzで動きそうです。
価格がこなれてくれば2万円から3万円の間で買えそうですから今から楽しみです。
Freak Beat PCでは、素組みのPCを販売しているわけではなく
細かいながらも、絶対に入れておいた方が良いと思ったフリーソフトや
絶対にしておいたほうが良いと思う、細かな設定を一台一台、愛情を込めて
時間を掛けて行っています。
お母さんの手作り手羽中の唐揚げ(から揚げ粉味)みたいなものです 笑