freakbeat

2020/02/27 20:38

東京都東久留米市 写真館向けPCを納入いたしました。

私がいつもお世話になっているSPCCというグループがあります。
学校写真の撮影技術・機材、経営など情報共有をさせていただいているプロカメラマンが集まるグループです。
このグループの代表の方のメインPCを製作させていただきました。大変光栄なことです。

基本コンセプトは、大量の撮影のセレクト、現像処理に特化したPCです。
画素数が増え、RAWデータも大きく重たくなっている現状で
1回の撮影枚数が数千枚、数万枚のデータ処理を出来る限り素早くできるPCを目指しました。



このPC、目指したのは、私が勝手にしたものでして、一切ご要望はなかったのです。
いや、厳密にはご要望はあったのかもしれませんが、PCの使い方や、普段の作業でのお悩みをよく知っていましたので
そこを改善できるように精一杯に考えました。
お見積り金額は出していません。スペックも事前にお知らせしていません。
結果的にすべてお任せいただきました。


SPCC スペシャルモデル

【CPU】AMD Ryzen 9 3900X 12コア24スレッド 3.8GHz-4.6GHz
【CPUクーラー】サイズ 虎徹 MarkII SCKTT-2000
【メモリ】G.Skill F4-3600 DDR4 PC4-28800 64GB
【マザーボード】ASRock B450 Steel Legend
【ビデオカード】SAPPHIRE PULSE RADEON RX 570 8G GDDR5
【サウンド】オンボード
【SSD】crucial P1 NVMe M.2 SSD 1TB
【HDD】SEAGATE 4TB SATA600 7200
【光学ドライブ】なし
【ケース】Thermaltake VIEW 32 TG
【ケースファン】RGB LEDファン 14cm *3
【カードリーダー】なし
【電源】Thermaltake Toughpower Grand RGB 850W GOLD認証
【OS】マイクロソフト Windows 10 Pro 64bit 日本語 最新Ver.1909
【ソフト】マイクロソフトOffice365永年アカウント、他 FreakBeatオススメソフト
【リカバリ】USB 32GB Win10リカバリ
【キーボード】なし
【マウス】なし


全面
USB2.0 ×2
USB3.0 ×2



背面
USB2.0 ×2
USB3.0 ×4
USB 3.1 Gen2 (背面 Type-A+C) ×2


HDMI×2
DP×2
合計4画面マルチモニター対応



こだわった点①
CPUは7nmプロセスで製造されたAMDのハイエンドCPU Ryzen(ライゼン)9 3900Xです。
12コア24スレッド(24CPU認識)で全て最大4.6GHzで駆動します。
TDP(電力)は105Wです。
思いつく限り見渡してみてもこのCPUを凌ぐものは無く、現時点で最高のパフォーマンスを発揮します。
クロックも基本3.8GHz、最大で4.6GHzと超速です。
(最新のRyzen 9 3950X 16コア32スレッドはありますが、多コアを処理するのはソフト側が対応している必要もあり
他コアが一概に高性能だとは言えない部分もあります)


こだわった点②
超速のDDR4 3600メモリを64GB(16GB☓4枚)搭載し、内32GBをRAMディスクにしています。
RAMディスクの読み書きは、Read 7,900MB/s超え、Write9,000MB/s超えです。
ここにTempファイル、Cashファイルを読み込ませる設定も行っています。


こだわった点③
CドライブにはcrucialのNVMe M.2 SSDを1TB搭載しました。
512GBくらいでも十分なのですが、永く使っていただきたいので先を見据えて1TBにしています。
勿論、1TBの方が読み書きは速いです。
Readで1,900MB/s超え、Writeも1,700MB/s超えです。
高発熱のNVMe SSDですが、冷却もバッチリで、常時30度台で動作しています。


こだわった点④
ThermaltakeのPure 14 ARGB Sync 140mmの大型ファンを3基搭載して、静音性と冷えにこだわりました。
強化ガラスを全面に採用したThermaltakeのPCケースと共に性能がデザインに融合する見た目も特に気に入っています。


こだわった点⑤
Dドライブに4TBのHDDを増設しています。PCケースには3.5インチベイが3つありますのでHDDをあと2台積めます。
大容量の保存スペースはどれだけあっても邪魔にはならず、同じデータを複数箇所に分けて保存することで、安全性を高めています。


こだわった点⑥
PCパーツで、マザーボード、そして電源は特に壊れやすいパーツです。
安いマザーボード、安い電源でも動作はしますし、動作速度などには直接関係ありませんが、安定性・安心感は
全く違います。Freak Beatでは、製作するほぼ全てのPCのマザーボードはASRock B450 Steel Legendを採用しています。
このSteel Legendの良い点は、CPU周りの電源(パワーチョーク)に特にお金がかかっています。



また、NVMe SSDにヒートシンクも搭載されていますので、マザーボードの選択肢は現状ほぼ一択です。
電源は、日本製コンデンサ搭載のGold電源にこだわっています。
ここを安いものにする意味が、ほとんど無いことを経験で知っています。


その他、Freak BeatオリジナルのWindows10高速化設定と、Freak BeatオリジナルのWindows10安定化設定を
心を込めて、時間を掛けて行っています。
BTOパソコンや、メーカー製のPCが絶対に出来ないと思います。
使う人の顔が分かるからこそ出来ることだと思っています。



末永く快適にお使い頂けるよう願っています。
ありがとうございました。

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